all-on-4(オールオンフォー)とはインプラントの治療方法のひとつで、従来とは異なる画期的なものです。
多数歯欠損の方に適用される術式で、簡単にまとめると以下のようになります。
インプラント:歯の割合が1:1ではなく4:14となります。上下にそれぞれ14本ずつある歯を4本のインプラントで支えます。ただ、4本というのはあくまでも最低限必要な本数であり、ケースによっては6本になったり8本になったりすることもあります。埋入するインプラントの本数が少ないので、治療期間や費用を抑えられます。※正確には、実際に入る歯の本数は日常生活に必要な12本となります。
all-on-4(オールオンフォー)の場合はインプラントを埋入する手術当日に仮歯まで入るので、その日から自分の歯で食事をすることもできます。インプラントは入ったけど歯がないという期間が全くありませんので不自由さを感じることがありません。
インプラントは顎骨と結合させますから、骨の高さ・幅・量がとても重要です。もちろんall-on-4(オールオンフォー)でも同じですが、インプラントと歯が1:1である必要がないため、インプラントの埋入位置に余裕が持てます。多数歯欠損で骨が少ない方はインプラントを希望しても断られるケースもありましたが、all-on-4(オールオンフォー)のできる歯科医院であれば骨が少なくてもインプラントにできる可能性は高いです。
インプラント1本の治療費は、全国平均で325,000円です。もし仮に28本すべてインプラントにすれば9,100,000円になる計算です。ですがall-on-4(オールオンフォー)の治療費ではそこまでかかりません。歯科医院やその他の治療内容によっても変わってきますが、概ね半額程度となることが多いようです。
総入れ歯とは違いしっかりと固定されていますので、発音もしやすく大きく口を開けても外れることもありません。自分の歯で美味しい食事を楽しめ、会話も楽しめます。
理想の歯並びを作ることができるので、見た目も自然でとてもきれいな仕上がりになります。