インプラントの治療期間はどのくらいかかるのか?

インプラントの治療を検討する際には、治療期間は長期にわたることを覚悟しておかなければなりません。同じ欠損歯の治療でも、入れ歯やブリッジと比較しても治療に要する時間はケタ違いです。
ただ、このケタ違いに長い治療を終えれば入れ歯やブリッジでは到底味わうことのできない快適で安定した口内環境を手に入れることができるので、腰を据えてじっくりと治療に臨みましょう。

では具体的に、インプラントの治療期間がどの程度かかるかについてですが、残念ながらはっきりとした治療期間はわかりません。なぜなら、埋入するインプラントの本数、骨の状態、虫歯や歯周病の有無、その他口内以外にも高血圧や糖尿病など、全身の健康状態によっても治療計画が大きく変わるからです。
治療前の検査やカウンセリングでしっかり確認されることをおすすめします。

そうはいってもインプラントの治療期間の大方の目安は誰でも知りたいはず。ですので、あくまでも目安であって実際のインプラントの治療期間は各個人で違ってくるという事だけは念頭に置いてください。

ざっくりとした期間ですが平均すると大体6か月から1年位かかるようです。
これは、インプラントが骨と結合するのに時間が必要なためで、下顎で3カ月以上、上顎だと骨が軟らかく結合しにくいので6か月以上かかると言われています。
骨造成が必要な場合は更に半年以上の期間を要します。その他にも虫歯や歯周病があると、インプラントにも影響を及ぼすため事前の治療が必要となりますので、それだけインプラントの治療期間は長引くことになります。
インプラントが骨と結合したことを確認後、人工の歯を被せて終了となります。

インプラントの治療工程は以上で終了となりますが、アフターケアでの通院が必要となります。ただこれはインプラントだから必要という訳ではなく、健常な歯であっても必要な事です。インプラントにしたことで歯科医への通院が習慣となって、その結果口の中が健康に保たれるなら喜ばしい事です。